SAPTオンラインスクール 特論講座
[講義題目]:「レーザによる周辺環境センシング入門」
[日時]: 2021年11月30日(火)13:00~17:00
[会場]: 測位技術振興会(SAPT)ビデオ会議室 A
[講師]: 同志社大学 橋本 雅文 氏
[受講者予備知識]:特に不要ですが,カルマンフィルタの基礎的な知識があれば望ましい
[講義概要]: 自動車や移動ロボットなどのビークルに車載のセンサにより周辺環境をセンシングして,SLAM(Simultaneous Localization And Mapping,
自己位置推定と環境地図構築の同時実行)や自動車や歩行者などの周辺移動物体の運動を推定する(移動物体追跡)技術は,
ビークルのナビゲーションや自動運転の実現に不可欠です.本講座では周辺環境認識用センサのひとつであるLiDAR(レーザスキャナ)
からの情報をもとにSLAMや移動物体を追跡する方法を解説します.
[講義内容]: 1.周辺環境センシング
(1)周辺環境認識センサ
(2) LiDARによる周辺環境センシングの流れ
2.SLAM
(1)スキャンマッチングとNDT (Normal Distributions Transform) SLAM
(2) Graph SLAM
(3)点群地図の生成と複数点群地図の統合
(4)マップマッチングによる自己位置推定
(5)LiDAR歪の補正
3.移動物体追跡
(1)移動物体の検出
(2)ベイズフィルタによる運動推定
(3)データ対応付け
(4)単独型移動物体追跡
(5)LiDAR情報共有による協調型移動物体追跡
4.質疑応答
[受講料]: 特論講座(半日) ¥10,000(会員), ¥15,000(非会員),¥5,000(学生)
本講義は、受講者総数(学生の方は0.5名に換算)が3名に満たない場合は、原則として閉講いたします。