23-B2

SAPTオンラインスクール 基礎講座 23-B2

[主催]: 測位技術振興会   

[講義題目] ドローンの作り方・飛ばし方 設計からプログラミングまで

[日時]: 2023年12月11日(月)9:00-17:30

[会場]: 測位技術振興会(SAPT)ビデオ会議室 A

[講師]: 徳島大学 三輪 昌史 氏
           [略歴]  1996年3月徳島大学 大学院工学研究科博士後期課程生産開発工学専攻 退学
               同年4月より和歌山大学助手
               2007年4月より徳島大学 講師,2014年10月より徳島大学准教授
               専門分野: 無人航空機や無人車両、無人船などの移動ロボット

[予備知識]: 理工系大学,高専等で学ぶ初等的な微積分,常微分方程式,力学

[講義概要]
     空中ドローン、特にマルチコプタ(多発回転翼機)はプロペラなどの推進装置の推力を用いて浮上・飛行します。
     また姿勢の制御や進行方向の変更には推力や反動トルクの作動を用います。
     これらの制御は、力学モデルに基づいたアルゴリズムを実装したフライトコントローラと呼ばれるコンピュータで実行されます。
     また、空中ドローンはラジコン飛行機・ヘリコプタの部品を用いて開発されてきました。
     そのため、ラジコンとしても使うことができます。

     本講座ではまず、ドローンの例としてマルチコプタの発展、またその力学モデルと
     制御アルゴリズムについて説明します。次に、マルチコプタを構成する各種ラジコン装置や部品について解説し、
     ラジコンヘリとしてのドローンを紹介します。
     実際の制御の例として、オープンソースであるArduPilotプロジェクトのArduCopterを用いた機体を紹介します。
     また、GPS等を用いた測位とそれを用いた位置制御や自動操縦について解説します。

[講義内容]
     1. 9:00-9:30   ドローン概略
                ドローンとは?
                各種ドローン
                マルチコプタ型ドローンについて
      9:30-10:30  マルチコプタ型ドローンの力学モデルと機械的特性
                マルチコプタの力学モデル
                マルチコプタの飛行方法
                マルチコプタの機器構成と制御構造

     2.10:40-12:10  マルチコプタ型ドローンの制御ソフトウェア
                制御とソフトウェア
                オープンソース ArduPilot
       
       休憩 12:10-13:10

     3.13:10-14:00  マルチコプタ型ドローンの姿勢制御・位置制御
                姿勢制御系
                高度制御系
                位置制御系

       14:00-14:40  GPS計測による位置制御
                GPSを用いた測位と位置制御
                緯度経度指定による自動操縦
                RTK-GPSによる精密飛行

     4.15:00-15:30  GPS/Non-GPS環境下における自動操縦
               画像計測による位置制御
                デプスカメラによる位置制御
                モーションキャプチャによる位置制御

      15:30-16:30 マルチコプタ以外のドローンの紹介

     5. 16:30-   質疑応答

[講師からのメッセージ]:テキストとして、2022年、オーム社刊、「ドローンのつくり方・飛ばし方」を用います。
     またネット講義終了後も一定の期間,E-Mailで質問を受け付けます.
    
[受講料]: 基礎講座(1日) ¥22,000(会員, システム制御情報学会員), ¥27,000(非会員),¥12,000(学生)
     テキスト「ドローンのつくり方・飛ばし方」は受講料に含まれています。
本講義は、受講者総数(学生の方は0.5名に換算)が3名に満たない場合は、原則として閉講いたします。

23-B2 受講お申し込みはこちら