ドイツ政府の第4次産業革命 Industrie 4.0

投稿者: | 2014-09-17

澤田朋子
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Overview – ドイツ産業の強みを生かし、生産拠点としての競争力を確保しつづける二つの軸をもった戦略を立案した。① 世界の主導的サプライヤーとして、工作機械、製造に必要なモジュールを輸出し、世界の工場の製造技術を主導する。② 国際市場のリーダーとして競争力のある産業拠点として付加価値の高い製品をドイツで生産し輸出していく。
 このため、Cyber-Physical-Production-System(CPPS)の開発 生産と物流システムに適したCPPSの開発を推進し、機械工学と設備工学の強みを、自動化技術および情報工学の能力と統合することを中期的な目標とする。バーチャルに計画される生産プロセスと現実の生産工程の組み合わせ、モジュール化されたCPPSと対応するコンポーネント開発を長期的に行う。
 Industrie4.0では、あくまで意思決定の主体は「人間」であるという前提に立ち、技術革新によってどのように働き方が変わるか、人間の労働負担が緩和されるかという研究を積極的に推進するものである。

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