日本自動車研究所,新エネルギー・産業技術総合開発機構
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Overview – NEDOは、縦1列に並んだトラックの車間距離と速度を一定に保って自動走行するシステムを開発したと発表し、つくば市内で報道陣にテスト走行を公開した。高速道路での活用を想定。燃費を良くし、排出する二酸化炭素(CO2)を削減、運転者の負担軽減などが狙い。同市寺具の産業技術総合研究所のテストコースで同日、縦1列のトラック4台が4メートルの間隔を保ち、時速80キロで自動走行する模様が公開された。この条件だと効率のいい走行が見込め、燃費が15%向上するという。トラックには、衛星利用測位システム(GPS)やミリ波レーダー、レーザーレーダーなどを搭載。車間距離を維持し、車線を保持、隊列を制御して衝突を回避する。急制動で停車しても、車間は約2メートルまで縮まるが衝突しない。エンジンの始動は運転者が行い、ハンドル操作はしない。日本自動車研究所や産総研、大学、企業などが2008年度から5年間、予算約44億円掛けて研究開発に取り組んだ。同機構の古川一夫理事長は「世界トップレベルの研究報告。技術的には相当確立したが、次のポイントは実用化」と話し、今後のメーカーによるコスト削減の研究や、物流業界の反応に期待した。
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