辻井利昭,藤原 健,久保田鉄也
[ link-1702-0502 ] Link to JAXA :
Abstract – 航空交通需要増加を背景に、今以上に多数の航空機が空を飛ぶようになっても空の安全が維持できるように、新しい運航システムへの移行が求められている。そのひとつに衛星航法があり、近年運用され始めたところだが、より安全で効率的な運航を実現するためには、精度と信頼性を高めることが課題である。JAXA では、GPS にINS(慣性航法システム)を複合した高精度な衛星航法システムの研究開発を行っている。GPS 衛星からの信号を一時的に使用できなくなる状況をINS が補うことで継続的に高精度な航法を可能にするものだ。衛星の信号が使用できなくなる要因はいくつかあるが、意外にも太陽活動も影響するという。要因のそれぞれが、航空機にどの程度影響を及ぼすかを把握し、これらに対して技術的な解決を図ることが、高精度衛星航法システム開発の要だ。今回の特集では、高精度衛星航法システムの研究開発はどこまで進んでいるかを紹介する。
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