屋内位置情報における推定技術の開発と新しいサービスの展開について

投稿者: | 2013-12-20

吉澤菜津子遠藤貴裕永見健一
[ Link to INTEC ]

Abstract – 屋外での位置情報の取得には主にGPS(Global Positioning System)とWi-Fi測位が一般的であるが、これらの技術は建物の出入口等を識別できるほどの精度はない。一方屋内での位置情報の取得にはさまざまな技術が検討されているが、いまだデファクトスタンダードとなる技術は存在しない。
 そこで、当社では歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead Reckoning)と音波信号を組み合わせて、屋内でも位置推定を行うことのできる技術(AISLE:Advanced Indoor Location Enabler〈開発コード〉)を開発した。このAISLEを用いて小売店用のアプリを開発し、屋内位置情報を使った店舗用サービスの実証実験を行った。実験では、入店認識や場所に紐付いたプロモーション情報の配布、商品の売場案内等、屋内での位置情報に基づくサービスが実現可能であることを確認できた。

“屋内位置情報における推定技術の開発と新しいサービスの展開について” をダウンロード

itj13_44-51.pdf – 387 回のダウンロード – 2.51 MB