日時: 2018年3月3日(土) 10:00-16:30(昼食休憩 12:00-13:30)
会場: 立命館 大阪梅田キャンパス
講師: 新井康夫 海技大学校名誉教授 測位技術振興会顧問
参加者数: 10名(うち学生4名)含講師&スタッフ
① 対象者
レーダを応用したシステム開発を担当しようとしている又は従事している 技術者,
セールスエンジニア,学生 等.
② ねらい
映像とのフュージョンも視野に入れた上で,レーダ級特殊無線技術士の技術レベルに
達するとともに,機器性能の評価を中心とした開発・設計の基礎能力を培う.
③ 内容
1.レーダ
(1) 成り立ちと概念
(2) 用途
ドローン用スキャンレスレーダ,車間距離レーダ,車速レーダ,
船舶用レーダ,航空管制用レーダ,気象レーダ,波浪レーダ,合成開口レーダ,
高度計など
(3) 方式による分類
パルスレーダ,モノパルスレーダ,FM-CWレーダ,チャープレーダ,
ドップラーレーダ,合成開口レーダ(SAR),2次監視レーダ,
スキャンレーダ,スキャンレスレーダ
2.レーダの基本原理と能力
レーダの基本であるパルスレーダ について,演習と実データを用いて学習する.
レーダ映像は、現場での収録生データを用いPCにて再現し,利用者の立場から観察する.
(1) 原理
(2) 構成
(3) 能力
[探知範囲(最小探知距離,最大探知距離),分解能,精度]
(4) 電波障害と対策(信号処理)
[気象・海象,干渉など]
(5) 映像判読
[付近の構造物による偽像・機器特性による偽像・間違いやすい映像など]
(6) レーダ測位
[相対測位、絶対測位(マップマッチング,ビーコン活用)]
(7) レーダ・プロッティング
[目標追尾と目標の動き把握]
新井先生の講義で,いよいよSAPT講習会がスタートできました.
どうも有難うございました.
レーダ技術に関する認識を新たにしました.
講師チームの先生から教えて頂いた「レーダ技術に関する推薦図書」です.
吉田孝監修,『改訂 レーダ技術』,電子情報通信学会
【参考URL】
また,当サイト・アーカイブから読める新井先生のご投稿です.
Autonomous Integrity of Navigational Information, Yasuo ARAI
ご講義有り難うございました.