吉田柊生(大阪府立大学)
[ ID: sapt-1909-0002 ]
Abstract – 近年GNSSは,自動車やドローンの自動操縦など,その需要は高まっている。一方でその脆弱性には課題も多く,特に都心部では建物等でGNSS信号が反射・遮断されマルチパス誤差を生じる。GNSS信号には右旋円偏波(RHCP)が用いられており,反射後,左旋円偏波(LHCP)へと変わる。この性質を利用すると,RHCPとLHCPについて信号対雑音比(S/N[dBHz])を比較することで信号のマルチパス・NLOS(non-line-of-sight)環境(図1)を推定できる。本研究では,両円偏波アンテナを用いてRHCPとLHCPを受信,衛星ごとのマルチパス・NLOS環境を推定し,反射の多い衛星を測位計算から除外することで,マルチパス誤差を低減することを目的とする。
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