田中正人
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Overview -「真上に衛星があればどんなに便利だろうか。」これはおそらく衛星通信、特に自動車を対象とする衛星通信に携わってきた多くの人々の夢であろう。赤道上空3万6千kmの静止軌道上にある従来の通信衛星は地上からは静止して見え、日本からだと地面から見上げる角度(仰角)が約45度の南の空にある。ただし、仰角が十分に高くないため、自動車が都市部・住宅街を走行すると高いビルや狭い道路脇の家などで衛星からの電波が遮られてしまい、安定的に回線を維持できない(図1)。また「イリジウム」のように静止衛星よりも低い位置に多くの衛星を飛ばして電波のやりとりをする低軌道周回衛星は、非常に多くの衛星を飛ばせば高い仰角を維持できるがコストは高くなる。これらの問題を解決する衛星が、私達の提案している8の字衛星である。
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