世界の衛星測位システムの開発計画と利用動向

投稿者: | 2010-12-20

中村真帆浜真一
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Abstruct – 2010 年現在、世界各国で全地球航法衛星システム(GNSS: Global Navigation Satellite System)が続々と構築されつつあり、10 年後には地球の周りに100 機を超える多数のGNSS 衛星が整備されることになるという。特にアジア経度帯では以前から運用されている米GPS(Global Positioning System)とロシアのGLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)に加え、日本のQZSS(Quasi-Zenith Satellite System)、中国のCompass/Beidou-2 が打ち上げを開始しており、世界に先駆けて見える衛星の数が突出する見込みである。このような複数のGNSS を同時に受信し利用できる環境を、巨大なインフラとして考えるMulti-GNSS という概念が近年台頭してきている。Multi-GNSS 時代に期待される衛星測位利用のあらましと、最近設立された Multi-GNSS Asia(MGA)による国際ワークショップの様子などから世界の動向を報告する。

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