小塚 荘一郎,藤野 将生,北 永久
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Abstract – GNSS に関しては,衛星システムからの信号に過誤が存在し,それによって受信者が損害を被った場合に,どのような法的責任がいずれの当事者に発生するかという法律問題がしばしば論じられる。これは,「誤った情報により損害を発生させた場合の民事責任」という情報法制の大きな課題が,衛星システムという特殊な場面で具体化した問題であると言える。日本でも,4 機体制によるQZSS の運用が現実化しているので,法的責任の問題を検討しておく意義は大きいであろう。本稿では,そのための手がかりとして,QZSS信号の利用者に損害が発生するという仮設例を設定し,責任の成否について検討する。
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