GNSS受信機の基礎 講習会報告

投稿者: | 2019-08-02

① 対象者

  • GNSSを応用した各種のシステム開発を始めようとしている,または従事している技術者,
    セールスエンジニア,学生等
  • GNSS(衛星測位)に興味を持っているが,どこから手を付けて良いか迷っている方
  • GNSSの応用を考えているが,その特徴が掴み切れていない方

② ねらい

  • GNSS受信機を単なる「位置情報を出力する箱」として扱うのではなく,受信機の原理・基礎を
    理解した上で,GNSSを応用した各種システムの設計・開発に取り組んでいくために必要となる
    基礎知識を効率よく修得します.

③ 内容

  1. GNSSの概要
    コード,クロック,測距の原理,搬送波位相観測
  2. GNSSの信号構造
    周波数帯,コードの種類
  3. 受信機アナログ部
    要素回路,C/N値,アンテナ,アナログ(RF)回路
  4. 信号処理回路
    ベースバンド変換,レプリカ信号の生成,相関器,受信機時計
  5. 擬似距離観測
    擬似距離,受信機時計,積算デルタレンジ
  6. 信号処理ソフトウェア
    信号処理回路と測位演算ソフトウェアのインタフェース,擬似距離,搬送波位相観測の精度理論値
  7. 市販アナログICの例